アスタキサンチンは近年サプリメントやコスメティックなどに幅広く利用されているもので、特に生物の体内で発生し、がんや生活習慣病や老化等の原因ともなると言われている活性酸素に対する抗酸化力に優れていると言われています。アスタキサンチンの応用は多方面に可能なため、今後の活躍が期待されているそうです。
活性酸素はその高い反応活性のために、外部からの細菌を排除するのに使われたりと良い面もあるのですが、一方で同じ反応活性の高さにより、細胞内で分解しきれずに余った場合に、自分の細胞などに対してがん細胞化など特異な変化をもたらすものとして恐れられてもいます。
アスタキサンチンは、ビタミンEの約1000倍とも言われる高い抗酸化力を有していると言われており、高い抗酸化作用を持っており紫外線や脂質過酸化から生体を防御する因子として働いていると考えられています。また光障害から目を保護するとも言われています。
アスタキサンチンの効用についての報告は、次のようなものがありますがまだ確認されたレベルにはありません。
・アスタキサンチン6mg以上、4週間の投与によって裸眼視力の改善と調節緊張時間の短縮が見られた。
・眼精疲労自覚者に対してのアスタキサンチン6mg以上4週間の摂取で調節速度の向上と自覚症状の改善が見られた。
・VDT作業者に対して6mg、4週間以上の摂取で遠近調節力の改善と網膜毛細血管の血流増加が見られた。
・大学生男子運動部員に6mg摂取させると血中乳酸濃度の低下が認められた。
アスタキサンチンは鮭やイクラ・エビ・かに・オキアミ・藻などの海の生物に多く含まれる天然の赤い色素のβ-カロチンやリコピンと同じカロチノイドの一種です。
アスタキサンチンは、脂肪酸のエステル対として存在しておりさらに甲殻類などでタンパク質と結合したアスタキサンチンタンパク(カロテノプロテイン)としても存在することが明らかになってきています。
このタンパク質と結合したアスタキサンチンは、黒っぽい青灰色ですが加熱するとタンパク質が変性しアスタキサンチンが遊離して本来の赤い色になります。甲殻類をゆでると赤くなるのはこの現象が原因になっています。また、アスタキサンチンは、光学的異性体を持っています。
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